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今はなき、シカゴの老舗百貨店

「マーシャル・フィールド」は1852年設立のアメリカの百貨店チェーン。
2005年にメイシーズ（こちらも百貨店チェーン）に買収されるまでの約150年間市民に愛されていたそうです。

シカゴにある旗艦店、グレートホールに飾られた当時世界最大の室内クリスマスツリーを細かなラインでプリント。このモチーフとなっているツリーは、19世紀当時はホリデーシーズンにこのディスプレイを見に行くのが、地元民にとどまらず観光客にとっても伝統となっていたそうです。

マーシャル・フィールドは「女性に望むものを与えよう」というスローガンをかかえ、
地域社会への慈善活動に活発的だったようで、女性が一人で外食するのが良いとされなかった時代に買い物終わりの女性のためにティールームを設立。エスカレーターを導入した最初の百貨店でもあり、リボ払いを提供した最初の店舗でもあるそうです。

激動の時代、そして百貨店の黄金時代。常に商いの先頭に立ち、新しいことを始めていっていたのだろうと想像することは容易です。メイシーズとなった現在でも当時の面影が残っているそうで、ホリデーシーズンに合わせてシカゴに行ってみたくなる1枚です。